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後ろ向きな奴等の一景 [日常一景]

連日暑い日が続きます。
昨日の夕方に雨が降って以来、少し涼しい空気に変わり、午前中は過ごしやすかったのですが、お昼近くになってやはり自然に汗が出るような暑さに戻りました。

暑さを外そうと午後3時から自転車で蔵王温泉へ。
独身の頃なんかは結構頻繁に行っていたのですが、最近はすっかりご無沙汰でした。・・・12~3kmぐらいの距離、MTBの時代は2時間超、タイヤを変えても2時間切るぐらいがやっと。自転車が新しくなったので、今度はどうだろう、と思い行ってみることに。

確かにクロスバイクだとスムーズな感じはありますが、33度の下、長く続く急坂には腰が、背中が痛くなります。

そんな途中、ひまわり畑が在ったので、給水がてら写真を1枚。
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竜山をバックにいい写真。・・・と思ったら、何百本かありますが、みんな後ろを向いています。誰一人として前向きなやつはいません。・・・「こんな会社があったら大変だろうな~。」と思いつつ、再びペダルを漕ぎ出します。

・・・すると今度はこんなお方があっちを向いています。
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・・・生きているのか?、死んでいるのか?・・・炎天下、びくともしません。・・・どこも潰されている様子ではないのですが、全く動きません。・・・こんなお方はどうぞいつまでも後ろ向きで結構ですが・・・。

途中、3分ほどのひまわり休憩と電話を受けたのを除き、休まず登った結果、1時間40分ほどで鴫ノ谷地沼に到着。・・・ここで冷たい麦茶を飲みながら、音楽でも聴いて休憩、と思いきや、ボツボツと雨粒が・・・。
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西の空も明るいし、すぐ止むかな、と思って、木陰で雨宿りをしていると、益々雨脚が強くなってきます。・・・おまけに午後5時も回って、このまま待っていては暗くなってしまうと思い、雨天決行で帰宅の途に。

バシャバシャと、バケツをひっくり返したような雨の中、滑って転ばないように慎重に下り坂を下ります。・・・「一番気持ちのいいダウンヒルを味わうために苦しい上り坂を登ってきたのに」という悔しい思いは少々ありましたが、無事山を降りてくることができ何より何より(・・随分と大人になったなぁ~・・・)。帰りはそれでも所要時間30分。

下界は途中から乾いていて、濡れ鼠の私は一体なんなのでしょう?
(しかし・・・帰宅し、シャワーを浴びたその後、ものすごい雷雨が降って来ました。コワww)

真夏の夜の一景 [日常一景]

いや~、このあたりはようやく梅雨明けしましたが、それからは毎日大変な暑さ。

何もしていなくとも汗が出てきて、本を読んでいるだけで脱水になり、足がつりそうです。
・・・後半40分過ぎのサッカー選手に匹敵する脱水か?・・・でもロンドンの方は涼しそうで、そんなに足がつったところは見かけませんね。・・・まずは日本代表は男女とも良いスタートを切ったところで、「オリンピックはここで終わっていいか。」と思うような心境ですが、今日ようやく開会式を迎えたところ。・・・思いっきり晴れの日が2日続いて梅雨明け宣言が出されたような気分。

さて、今日は午後8時からなでしこの第2戦がありました。

28度設定でエアコンをかけ、水を持ってTVの前に座り、キックオフ。
・・・日本の時間帯になったところで「ドーン!!」。・・・シュートを表す擬音じゃなく、外から響く轟音。

この時間帯、外で次々と花火が打ち上げられていたのでした。

試合の合間を見ながらカメラを回し(この表現は動画モード・・・)、この1枚。
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暑い夏も、夜の涼風と花火の音を体で感じると、とても気持ちよく感じます。
何発も打ち上げたシュートが1つでも入ればもっと気持ちよかったのにな~。

梅雨の晴れ間の一景 [日常一景]

定義上としては梅雨の晴れ間なのに、真夏のように暑い!・・・九州では大変な大雨被害をもたらした梅雨前線も、ちょっと北上すると、熱中症被害を心配しなきゃならないような暑さに豹変します。・・・目まぐるしく変化する日本の自然に適応するため、日本人も変わり身の早さを身に着けたのかもしれません。
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連休前半は雨降りだったので、晴耕雨読、家にあった本「歴史の交差路にて」を読んでいました。司馬遼太郎氏、陳舜臣氏、金達寿氏の対談を本にしたものです。

その最後のあたりで、「変わり身の早い日本人」という話題で司馬氏と金氏が語っています。
要は、横井小楠やら徳富蘇峰の変化を語っているのですが、その前に「融通無碍の良し悪し」として、こんな幕末のエピソードが語られています。・・・尊皇攘夷を唱え、失脚していた岩倉具視を薩摩の大久保利通が引っ張り出してきた。世間から遠ざかっていた岩倉具視が「尊皇攘夷」を言い出したので、大久保の使いが「まあまあ、それは終わりました」と言ったら、岩倉は「そうか、あれ終わったか」。・・・あれだけ嵐のように吹き荒れていた尊皇攘夷というイデオロギーが、誰も何も宣言することなく、いつの間にか取り下げられ、尊皇倒幕に変わっていたのです。韓国・朝鮮人と反対に、日本人にはイデオロギーを戦わす、とか貫徹する、というのは似合わないのでは?という趣旨でした。

元に征服された中国が儒教統治をやめると、朝鮮は儒教・朱子学のガーディアンになっていくわけで、清朝末期になっても儒教・朱子学統治と中華冊封体制を頑なに守ろうとし、西欧文明と西欧のルールになびいた日本を拒絶し続けた結果、日清・日露の争いの舞台となり、併合へと至ってしまったのと対照的だということです。

よくいうと日本は現実主義なんでしょう。

なるほど、そう考えると最近の政治の流れも妙に合点がいきます。
選挙で掲げたマニフェストも、政権を獲ったら上手くいかないことが判ったので、いつの間にか取り下げ、消費税増税へ変わったとしても、その「伝統」に則ったもので、別にどうといったことはないのかもしれません。・・・「選挙で信を問うべきだ」という野党と主張は日本の伝統にそぐわないもので、まして最も似つかわしくない人がイデオロギー(マニフェスト)を持ち出すのは全く不自然。・・・どう観ても心が入っていないしね。それにまだ「反対」を言っている公卿のような方は岩倉具視に習わなければならないのかもしれません・・・。

一方、朝鮮半島の北のほうでは指導者が交代し、「外国の良いものは取り入れるように」指示されたとのことですが、それでニセモノのミッキーが踊っているというのはちょっと違うような気が・・・やはり、そこはちょっと不器用なんでしょうね。

さくらんぼの一景 [日常一景]

このごろは梅雨のお陰で、週末となると雨模様。
今日は、強い風が吹いたり、ポツポツ雨粒が落ちてきたり、かと思ったら、強い日差しがそそいで夏のように暑かったらりと、変な天気。

大降りもしないのかと自転車で農道を走ると、緑が深く鮮やかになっていました。
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・・・しかし、そんな緑一色の中に何やら紅葉したかのように赤くなっている木が・・・。

近づいてみると、たわわ・・・その言葉が相応しいばかり・・・に実ったさくらんぼでした。
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6月は梅雨の季節ですが、山形はさくらんぼの季節でもあります。
白い曇り空に、赤い実と、緑の葉っぱ。・・・今山形はイタリアン・トリコロールに染まっています。

これは新生イタリア、進撃の予兆か?いやいやこちらも新指揮官が率いるフランスも良いし・・・当然、安定した強さが目立つのはドイツ・・・無理矢理、連日目が離せないEURO2012に話題を持っていってしまいました・・・なにより「ギリシャのユーロ残留決定」おめでとうございます!・・・いやいやサッカーの話です。念のため!!

入梅の一景2012 [日常一景]

この土日は生憎の雨の予報が出ていました。・・・このままだとスッキリしない週末を過ごしてしまう危険が・・・。
そこで、雨の降らない早朝、午前5時から自転車で一回りすることにしました。

いつものみはらしの丘から久保手を抜けて隔間場へ。
・・・このあたりは少し高台になっている場所なので、ため池が多いです。

関東地方以南は昨日入梅をしており、このあたりも何時入梅しても可笑しくない時期に差し掛かっています。
梅雨といえば蛙、梅雨時の蛙といえば蓮の池。

重く雲が垂れ込んだ空を映すには、蓮の池が最も相応しい。
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蓮の池といえばモネの「睡蓮」で、これは印象派の代表的作品ということになりますが、今日の空は光を描く印象派らしくない天気。・・・浮世絵が描く日本の強い光に憧れ、光と色彩を描いたとされる印象派ですが、日本の梅雨は想定外だったでしょうか?・・・乾燥した気候に住む欧州の人には想像が付かなかったかもしれません。もし体験したら、大変なアウェー環境でしょう・・・ヨルダン選手のように。兵庫県生まれの香川でさえも2年離れたぐらいで「日本の湿気に慣れなかった」というぐらいですからね。

そうこうしていると、帰る頃には早くもポツポツと雨粒が落ちて来ました。・・・想定よりも早い雨。

東北南部も本日入梅した、と夕方のニュースが伝えていました。・・・想定よりも早い入梅。



幻日的?な一景 [日常一景]

昨日に引き続き、空中に未確認浮遊物体の話題です。・・・物体ではないか・・・現象とでも言うんでしょうか?
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西の空、太陽の少し右側の雲の中にもうひとつの太陽が浮かんでいるように見えます・・・もうすこし正確で詩的な表現をすると・・・太陽のカケラ?

ちょっと色が付いているので彩雲か?・・・これは吉兆、阿弥陀如来の御来迎か・・・。

いやいや、彩雲ならば光らない。
やはり太陽のカケラか?日食で食われたカケラ?

これは幻日という現象でしょうか?・・・幻日・・・“まぼろしの太陽”。とても非ゲンジツ的な名前です。なんかちょっと中国の掲示板あたりで使われると違った意味を持ちそうですが・・・吉兆か?不吉の前兆か?

科学的には、雲の中に六角形の氷があって、それが空気抵抗で水平に浮かんでいるから、そこにあたった光が60度に屈折し、この”まぼろし太陽”が現れるのだとか。

でも、それを聞いても「その六角形の氷はよくもまあ水平に浮かんでいるな~」とか、「落ちてこないの?」とか、ますます疑問が沸きあがりますね。・・・珍しい現象だということは分かりましたが、それで結局・・・それは吉兆なの?不吉の予兆なの?阿弥陀様は来るの?こないの?・・・ますます分からなくなりましたぁ。

蓑虫?の一景 [日常一景]

すっかり葉桜に(この季節になってもこの表現は適切?)なって、ただの街路樹になった桜並木を歩いていると、ふと、何かがゆらゆら浮いているのを見つけました。
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蓑虫?

大きさは5cmぐらい。
太さは2cmぐらい。

蓑虫にしては大きい?

蓑虫の季節は晩秋から冬?

蓑虫の抜け殻?それとも別の虫?・・・そうなると害虫のような予感・・・。

地上1m付近をふわふわと漂う未確認浮遊物体。・・・英訳するとUFO。客観的に正確に表現すれば「葉巻型のUFO」ということになりますが・・・正体は何?
タグ:蓑虫 UFO

水面に映った一景 [日常一景]

日曜日の続き・・・。

あまりに天気がよいのに、昼の気持ちよい時間が自由にならなかったので、バスケの大会の後、家路を遠回りし、蔵王に“走り”に行きました。

“走り”に使ったのは、トレックFX7.4ではなく、さりとて足でもなく、ホンダ・インサイト。
どうも、エコドライブすることばかり考えさせる造りのために、これまでワインディングを走る、という気持ちを忘れていました。・・・もちろん、震災や燃料高騰もあって、「ガソリンは節約するもの」という気持ちが強かったのも事実ですが。

しかしながら、この春から電車通勤を始めたために「節約」の意識よりも「たまにエンジンを回してあげないと」という意識に少し変化し始めたわけです。
そこで、この機会にワインディングを走ってみることに。

「ECOドライブモード」のボタンを押したまま、シフトをSに入れて走ります。
・・・するとDの時の非力さとダルさは消え、エンジンがよく回ってくれ、それにモーターのアシストが加わり、結構面白い!・・・心なしかステアリングの切れが良くなったようにも感じます!
調子に乗って・・・エコカーなのに5千5百回転まで上げて・・・その割りになぜか燃費はあまり落ちないし・・・この車って、思いのほか面白い!・・・と楽しんで蔵王の鴫ノ谷地沼へ。
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夕方近くなったこの時間、西向きの蔵王に日差しがあたります。
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そして、静かな沼の水面に、林の木々がきれいに写りこみます。
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本当に絵のような風景。
この沼は(農業用ため池ながら)標高が高い場所にあるせいか本当にきれいで、たまに訪れたくなります。
・・・気持ちがスッとして本当に良い場所!

と、思いながらも沼に入る狭く急な道路の入り口でフロントのバンパーの下を“ガリッ”と擦って、ガァ~ん。・・・先々週に自転車屋さんの前で縁石に擦って直したばかりなのに~。

みはらしの一景 [日常一景]

今日も朝から快晴の日曜日。
暖かいものの空気は乾燥していてとても気持ちがいい・・・1年の中で最も快適な季節かもしれません。

そんな日は外に出かけて有意義に過ごしたいものですが・・・昨日今日と息子のスポ少の大会があって・・・「絶対に行かない!」と子どものように駄々をこねたのですが・・・如何ともし難い妻の圧力に抗し切れず・・・昼ごはん作りをすることを条件に午前中だけ自由な時間をもらいました・・・!

その貴重な時間に一番したいことは・・・自転車で広々とした原っぱに行ってのんびりしたい!・・・時間の無いときほどのんびりするのは好いものです。

そこで、それを考えたときに思いついた場所が”みはらしの丘”の真ん中にある公園。

期待通りに蔵王の眺望は素晴らしく・・・高台にあるので、芝生の地面と蔵王の山並みの間に何も見えない!!・・・ちょっとよく観るとラジコンをしている人たちが居りますが・・・気持ちのよい、夢のような眺めです!
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自転車を停め、iPod touchで音楽を聴きながら、ボトルに入れたばかりの熱々の紅茶“デュクサム・フルリーフ”を飲み、雑誌を読んで・・・う~ん、英国の田舎者みたい!!・・・と、勝手にご満悦と成って居りました。
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しかっし、気持ちのよい時間は過ぎるのがあっという間。
11時30分を回ったので家路に就き・・・ご飯の支度~!

日食の一景 [日常一景]

今日は朝からこの話題を置いて他ありません。日蝕です。・・・“日食”というとなんか中国の日本料理かなんかのようだし、丸い日が食べられるなんてアンパンマンみたいで、“日蝕”と書いたほうが怪奇小説っぽくて良いので、敢えて日蝕と表記します。

朝6時30分過ぎに起き、テレビをつけたら西のほうから欠け始めているということを言っていたので40分ごろから観察開始。・・・日蝕グラスを通してスチルカメラ、ビデオカメラでの撮影も試みることに。
とても良い天気で光の強さは普段の朝日と変わらない感じですが、日蝕グラスを通してみると、わずかに欠けているのが見えます。
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そういえば、小学校4年生ごろに部分日蝕があり、下敷きや植木鉢の皿をかざして観たのを思い出します。(よい子の皆さんもよい大人の皆さんも決してマネをしないでください)

・・・いよいよ欠けてきた7時30分ごろ、外は薄暗くなり、ちょっと不思議な感じ。・・・壁に映った木漏れ日を観ると、全部がそれぞれに“日蝕の形”をしています!
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そして最大の食となる7時40分に・・・ここ山形では金環日蝕になりませんが、こんな“カチューシャ日蝕”になりました!・・・さっき、うちの子が宿題で日蝕に関する作文を書いている中で、「カチューシャみたいでした。」と書いていたのを引用しています・・・“Everydayカチューシャ”ならぬ“932年ぶりカチューシャ”!・・・なんか羅生門の老婆のようにオドロオドロシイですね・・・。
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しかし観察時間はこれが限界!・・・急いで出勤しないと遅刻してしまう!!・・・日蝕ならぬ“勤務時間蝕”になるぅ!!

無事電車に間に合い、“蝕”を迎えることなく一日が始まり、その後は朝の騒ぎはどこへやら、何のことは無い日常が過ぎてゆきました・・・。

帰る頃には西の空に大きな丸い夕日が・・・。
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朝も早くから蝕まれたことなんかすっかり忘れたように沈んでいきました。
タグ:日蝕 日食

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