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ハイブリッド・エンジンⅡ [日常一景]

日曜夜のテレビといえば、NHK大河ドラマ。
 今日の「天地人」は、直江兼続が徳川家康に”直江状”と呼ばれる有名な挑戦状を送りつけ、いよいよ関が原に向けて動き出していくというストーリー...上杉120万石vs徳川250万石が一触即発の状況。
 戦国時代、大名の力を示すものは”石高”。今ならば”核弾頭数”やら”戦闘機の数”などで力を表すが、”お米の生産量”...お米で戦うわけではないのに。廃藩置県までは、生産される米が全ての経済力の根幹で、米の年貢が藩の財政を支えていたのでしょう...。
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(直江山城守の軍勢を撃退した3万石の田んぼ)

...15分後、TBS系列にチャンネルを変えると「官僚たちの夏」。
 明治以降、日本は外貨獲得のために輸出産業を奨励。米中心の経済から一転、生糸~繊維産業~重工業~自動車産業~電気産業と現在に至るまで、輸出産業を大企業に育ててきた。
 Japan Inc.は製品を輸出し、外貨を獲得、東京本社から中央政府が税を徴収、これを交付税や補助金で地方に再分配、社会保障の資金源にする~輸出産業こそが日本の成長エンジンであり続けた...。

 国内金融はこのエンジンの潤滑油になって成長を続け、その限界点でバブルが崩壊。
 ...”失われた10年”の後、再出発するかに見えたけど、すぐさまリーマン・ショック!...あれから1年...発信源の米国よりも傷が深く、立ち直りが遅い日本は、相変わらずの輸出産業頼みで、新たな成長エンジンに切り替わっていないことを只今露呈中...。

 ”内需中心による成長への切り替え”といわれて久しいけれど、新しいエンジンを持たない日本では、国内小売業は相変わらず同じ大きさの”パイ”を値下げ競争で奪い合い、淘汰しあう...これでは儲かんない!

 ではでは、どうするか?
 何より、やはり”パイ”を大きくする=”新しい価値”を生み出す努力をしないといけない。

 Japan Inc.東京本社が行き詰った今、これからは、”地方”の”スモールビジネス”が”新しい価値”を生み出すエンジンになるのに期待。今は小さく非力でも。...そのためには、”本社指示、本社予算配当”型ではなく、”地方商店のアイデア勝負”型のスキームに社会が変わんなくてはなんない...新政権だからといってすぐにできるものではないでしょうが。

 当面は、経済も”ハイブリッド化”を目指してまいりましょう。ワタクシもスモ~ルにがんばりますから。
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