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夕暮れのマチで [日常一景]

今日は快晴、秋晴れの一日。お日様が西に沈み、青空は薄ピンク色に染まっていく...明日は余り天気がよくないのか、あまり夕焼けにはならない。
山形夕景.jpg
マチは夕暮れ、地方都市はどこも同時に夕暮れています。時差こそ僅かにありますが...。


 中心市街地はシャッター通りが増え、そうでなくとも店舗ビルの2階以上はガラ空き状態。人通りも少なく、週末の夕方になると飲食街は少し人通りが増える程度...。

 また、限界集落といかなくとも、郊外の農村地帯はどこも高齢化が進み、住民は減るばかり。70代の夫婦2人暮らしが主流の農村は、10年後にはどうなることか...。

 その一方、幹線道路に近い区画整理地には、全国展開のロードサイド店舗が、全国同じような顔をして並んでる。知らない町に行っても、大きな郊外幹線沿いに回転寿司店やファミレスを探せばすぐに見つかる。...結局、自然な経済活動に任せれば、今の地方都市で価値があるのは、車に便利な大きな道路と駐車場を確保できる場所だけってこと。

では、”地域活性化”や”中心市街地活性化”って、なんでやるのか?
それは、地方の問題そのものだから。

 東京の都心部の活性化をしましょう、という話もないではないが、それは”都市計画”だとか”都市の再開発”で、効率性や秩序を高めることが目的。ライバルはシンガポールやNY、ロンドン。社会問題という筋の話ではないでしょう。
 今の日本で、地方は自然に経済が衰退してしまう場所になっていること、それが問題。それで、これに抗しようというのが”活性化”。

 都心部で地上げ行為をするのは、地価が上がっている時なら極め~て自然な行為。自分が儲かるから。
一方、経済が縮小する夕暮れの時代に地方で”経済活性化”を成功させるのは難しい。バタフライで滝登りをするように不自然な行為。

では、なぜ、そんな不自然なことをするのか?しなければならないと言われるのでしょうか?

...それが成功すれば、個人の懐が活性化するだけではなく、地域の人々になんらかの”利益”がもたらされ、そこに公益性が生まれるから。そこで生活していける人が増えるから。

...流れに逆行するからこそ、生まれる価値があるんではないでしょうか?改めて、”地方”と”スモールビジネス”と”若者”に期待。
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