雑草の一景

堰の周りの草を刈ったら、刈った後もしばらくの間、堰を草が流れていきます。まるで、まだ誰かが上流で草を刈っているかのよう。


夏の間、ちょっと見ないうちに雑草は生い茂り、ぼうぼうの状態になります。
どうしてこんなに成長が早いのか？雑草と比べるのもなんですが、これと比べると人間の成長は遅い遅い。

いつの間にか雑草にまぎれてユリが生えています。

・・・まだつぼみですが、じきに咲きそうなので刈らないように残しておくことにしました。・・・って、ユリであっても生えて欲しくないところに生えれば雑草じゃないの？きれいな花が咲くから雑草じゃない？他にも黄色や青など、小さくかわいらしい花を咲かせている草も色々あります。名前はわからないのですが、本当は役に立ちそうな葉っぱもあります。・・・人間にとってきれいだとか、役に立つ植物は雑草じゃない？・・・それは人間のエゴで、生物多様性の観点からは蓬もブタクサも必要なものじゃないか、という考えもあります。・・・でも、こうにも草ぼうぼうにしておくと邪魔だし、虫はたかるし。・・・草を刈るたびに蟷螂や飛蝗の各種が安息を脅かされて飛び出してきます。・・・蟷螂や飛蝗がかわいそう、という向きもありますが、じゃあ、藪から出てくる蚊はどう？・・・さすがに蚊は血を吸うし、痒いし、病気も伝染するし、生物多様性の意義は認めても蚊を守ろうという人はいないでしょう。

ここは草を刈ると、藪からいろんなものが出てきます。
藪から蟷螂、飛蝗、蚊もあれば、藪から棒も出てきます。刈り払い機がそのたびに「シャキーン」と悲鳴を上げます。・・・そうこうしているうち、加熱したのかエンジンが止まってしまいました。・・・エンジンを何度も掛けようと悪戦苦闘していると、今度は藪から蜂が。・・・これ以上がんばるのは危険と感じ、汗だくで帰宅。