副都心の一景

出張で東京に来ました。
ついでに新宿副都心の一景、新宿三井ビルです。向かいには東京都庁様もございます。…日本で一番の高層ビル街なんでしょうね…うちの田舎でも２５階、４１階のマンションがありますが、比較にならない光景です。

…でも、何故だか懐かしい感じがあるのはどうしてでしょうね…。

東京の高層ビル街を見ると、ワタクシの少年の頃、「高度成長期が終わり、安定成長期に入る」と宮澤大蔵大臣（当時）が言っていた頃やプラザ合意に応じ、その後、JPN￥が50％上昇してもなおバブルを招いていた日本経済絶頂期のあの頃が思い出されるからでしょう…。

今や81円台に入る状況に主要産業の自動車も大変で、我らがスポンサーのトヨタを陰ながら応援するばかりです。（うちはインサイトで恐縮です…）

そして日本に代わったのが中国。
中国も米国から人民元の切り上げ圧力を受けており、議会では与野党一致で制裁法案が可決しています。既に20％ほど切り上げて来たのですが、焼け石に水なのでしょう…でも、日本の時と同様に、通貨の切り上げをしても、決して米国製品の競争力が上がるなんてことはないでしょうに。

さて、超円高日本ですが、何故か東京はバブルの頃よりも格段に国際都市になった感じがあります。バブルの六本木にも外人は多かったですが、なんか“進駐軍”って感じでした。今はもっと観光だとか、カジュアルな感じですよね。中国人が増えたというより、欧米人が増えた感じです。

日本では、この先、新宿や上海のように次々と高層ビルが建つことなどないのでしょうか？…これからの成熟国家日本の首都、東京のスカイラインはどのように変わっていくのでしょうか、はたまた変化は抑えられていくのでしょうか？…