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津波の跡と神社の一景 [旅先一景]

宮城県は石巻市、牡鹿半島の先端近くに位置する網地島(あじしま)。
ここは、3月11日の巨大地震の震源地に最も近い位置にありますが、その割りに犠牲者が出ていない島だそうです。位置や地形がそうさせるのか、昔から津波被害が無いというそうです。・・・しかし、今回の地震はあまりに巨大過ぎたので、外洋に面した地区を中心に、建物、船、車などがあちこち被害を受けています。
そして津波で壊れた建物の先には、悠然と高台に佇む神社が見えます。
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それにしても、ここに限らず、大きな被害を蒙った牡鹿半島の各浜を回ると、津波に呑まれ破壊された集落をよそに、ぽつんと被害を免れた神社を目にすることがよくあります。

神社は神聖なものが故に人が住む場所よりも高い場所に建てることが多いとか、信仰心から安全な場所に建てることが多いからでしょう。

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でも、この鮎川のようにお店も交番も郵便局もみんな破壊され、人が流され、廃墟以外何も残らない中で、神社が残っているのを見ると幾分複雑な思いを感じます。・・・人々が家内安全や海の安全を祈って奉っているのに、奉った方が命を失い、生活を失って、奉られた方は何も無かったかのようにそこに佇んでいる・・・。

それでも生き残った地元の人たちはこれからも神社を大切に守っていくのでしょうね。
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