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恐怖の鈴の音 [古屋敷村一景]

これは、古屋敷村の裏手を流れる萱平川に流れ落ちる不動滝。
不動滝2.jpg
ここにお不動様が置いてあるから”不動滝”です。

一昨年の9月、この上の「谷川の庄」という古民家を使って尺八と平家琵琶の演奏会を行いました。
まだ暖かく、天気に恵まれたその日、白装束の集団が現れ、「滝に打たせてほしい」とのこと。
別にワタクシらの滝ではないので、「どうぞ」と、オマケに着替えの場所も貸しました。
水量もほどほどで滝つぼが無く、打たれやすいのでしょう。鳴り物を叩きながら、しばらく彼らは滝修行を行っていました。・・・そんな記憶がありまして・・・。

今日、駐車場を降り、「谷川の庄」に近づいてみると、人気は無いのですが、裏手の不動滝の方向から「チリ~ン、チリ~ン」と鈴の音が聞こえてくるのです。「だれか、また滝行でもしているのか」と思い、少々気持ち悪いので、早々に引き返し、その上の民具資料館へ移動。
一人作業を行っていると、再び、川の方向から「チリ~ン、チリ~ン」。
なんか、同じ場所、というよりも動いているような、漂っているような・・・。

相当気持ち悪かったのですが、弱気を振り払い、柱に釘をダンダンと大きな音を立てて打ち付ける作業を続けました。・・・今度は、「チリ~ン、チリ~ン」とともにイヌの吠える声「ワンワン!」。

その後、イヌは鳴くのをやめて移動したようでしたが、「チリ~ン、チリ~ン」は徐々に消えていきました。

結局、あの音は何だったのでしょうか?

作業を終え、車に乗って帰る途中、落ち着いて考えてみたら、”熊除けの鈴”だったかも?音的には”仏教用”よりもやや高音だし、移動するのは人が歩くから・・・山菜取りの人でも山に入っていれば、それだったかもしれません。・・・人間、心細いと怖いほう、怖いほう、有り得ない方、有り得ない方に考えてしまうものです。反省。
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