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大型店の一景 [旅先一景]

ここはイオンモール・名取エアリ。
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季節が逆戻りしたように雪が降る峠道を越えてやってきました。

この店はとにかくでかい。
かつて、老舗百貨店・三越が初めて郊外大型店に出店したケースとして注目された場所。
しかし、江戸時代以来、中心市街地で商いを営んできた老舗に郊外大型店のノウハウはなく、合併もあって撤退に至ったのは周知の事実です。

その後が見たくて行ったのですが、かつて三越があったとされるフロアは見事に埋まっていました。
たしかに、最近、中心市街地で空きビルになった大型店に入るお決まりのパターンと同様、100円ショップや子育てスペースで埋めている部分もありますが、さすがイオンモールのリーシング力、想像したような痛々しさは感じられませんでした。店舗全体としては、広々しすぎではありますが、”何でもここで揃う”感があって、楽しさも感じられます。

それにしても、この”デフレ・ジャパン”において、小売商業はどこに向うのでしょうか?
”最初に値段が下がるのは小売から”の原則の下、今は小売業を続けていくのは非常に厳しく、成功するプレイヤーは非常に限定されてしまいます。いくら中心市街地よりも地価が安い郊外でも、これだけの店舗面積を埋めていくのは容易でないこと。
海外部門と国内デベロッパー部門の収益でようやく売り上げを伸ばすイオンにとって、非常に厳しい状況。

人間、安いものを買うのと、高いものを買うのとどっちが興奮するでしょう?高いものは罪悪感も伴うぐらいに興奮します。人間、日常的に必要なものを買うのと、無駄なものを買うのと、どちらが高揚するでしょう?日常的なものに高揚感はありません。・・・安いもののみ追いかけるようになるデフレは買い物の楽しみを奪ってしまいます。

車や服やスキーなど、物を買い、見栄を張ることばかりを考えていたバブルの時代が懐かしい!ネットじゃ見栄は張れません。
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