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海上と海中の一景 [旅先一景]

今年のお盆はあまり休めませんでした。
そこで昨日、休みを取り、夏休みが残り少なくなった息子を連れて、新潟県山北町の笹川流れ海岸へ行きました。

予報は早くから雨。・・・一部では雷雨や暴風雨のおそれもありました。

新潟県は曇りながら比較的晴れ気味の予報でしたので、こちらを選んだわけでしたが、予想と予報に反して快晴の良い天気。

昼食は道の駅のレストランで海鮮丼定食。今日は甘エビ、鯛、スズキ、カンパチの刺身で、特に身が厚いカンパチは締まった歯ごたえとともに最高の美味!・・・いつもはラーメンとカレーライスしか頼まない息子も「せっかく海に来たんだから、海のものを食べないとねぇ」と1600円の刺身定食を選択。「うめぇ~」とトリコの台詞を連発してました。

さて、海。
1300円、1000円、700円、500円、0円(路駐)の中から700円の駐車場を選び、2時前に海岸へ。

以前、笹川流れの海に入った時は、水が冷たく寒い印象があったのですが、盆過ぎともなるとちょうど良い具合に温まって、それでいてクラゲもいらっしゃらないし、ちょっと波は高めですが、それがまた小学生には病みつきのよう。
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ビーチは砂がサーモンピンクの色で、透明度の高い青い海と相俟って、カリフォルニアのビーチのよう。行ったこと無いけど。・・・っと、金髪美人がビキニで歩き、スペイン語を話すLatinosの若者グループやらが音楽をかけてバーベキューをしているし、本当にカリフォルニア?
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SONYのDSC-TX10を購入して初めての海であるので、水中写真に挑戦してみよう!と思い、シュノーケルを付けて潜ってみると目の前に縞々の魚が!石鯛の子どもか?
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トロピカルな海中とビーチで、異国に行ったような新潟県でした!

種山高原オートキャンプ場の一景 [旅先一景]

7月30日、31日にかけ、夏休みをとって、岩手県は平泉方面に旅行に出かけました。
歴史上の人物好きの息子へのご褒美に、彼が憧れる奥州藤原氏の古都を見せてあげようという趣向です。

まずは町営第一駐車場に車を泊め、歴史を学ぶために蝋人形館に入りました。・・・何より折からの猛暑の中、涼しいことがウレシイ。・・・面倒なので周りの食堂でお昼を食べ、石段を登って中尊寺へ。・・・さすがに世界遺産。国宝の多いこと。

第1目的の中尊寺訪問を果たした後、次は今晩泊まる場所を決めないといけません。・・・最近、すっかり横着になり、キャンプと言っても前日から予約を入れるなんてことはしなくなっています。・・・GWですら。
しかし、無駄足を踏んだら時間の無駄なので、一応、第1候補に電話を入れることに。・・・しかし、電話はつながりません。・・・「まあ、行ってみるか」とそのキャンプ場に行ってみると、なんと「本日休業」。・・・キャンプ場でこういうことに出会ったのはホント初めてです。・・・あまりの意外な展開に動揺しつつ、さて、次に近いのはどこか?

最近やめちゃったところもあるようだし、無難なところで奥州市の種山高原オートキャンプ場へ。

山のてっぺんのため、もちろんスーパーが無いので、慣れない町で買出し場所を捜し歩き、買い物を済ませ・・・っようやく現地に着いた時には既に午後5時を回っていました。

月曜日だったこともあってか、幸い十二分に空いていて、・・・というか、少し寂しいぐらいだったので、格安(200円/人)のフリーサイトをやめて、3000円のオートサイトに決めました。・・・センターハウスも近く、薬草湯のお風呂に行くのも面倒でないことが一番の理由でしたが。

このサイト、駐車スペースの隣は玉石を敷いたスペースになっていて、バーベキューなども存分にできるのがウレシイ。・・・何より、広めのサイトは芝生が整備されてとても気持ちがいい。

牧場のためか、明るいうちはアブが飛び回っていたのですが、日が暮れると飛ばなくなって、蚊もほとんどいないような感じ。・・・存分に覚悟をしていたのですが、思いがけずとても気持ちいい。

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左の三角屋根の建物がトイレで、網戸も戸もないオープンな造りで、もちろん虫さんたちも入り放題なのですが、そもそも虫が少ないのか、あまり虫の死骸が落ちているということもありませんでした。(トイレは全て和式ですが、清潔でした。)

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サイトの真ん中には、宮沢賢治が、ここを舞台に着想したとされる「風の又三郎」の像が建っていて、コテージがずらりと並んでいます。・・・こちらはほとんどお客さんで埋まっていました。
(「風の又三郎」の向こうに見えるのが、薬草風呂があるセンターハウス。)

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トンボの向こうは炊事棟。

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放牧場が広がり、牧歌的な雰囲気。(今年は放射能の問題があって、牛の放牧はされていませんが。)

「風の又三郎」の舞台にもなるように、普段は風が強いキャンプ場のようですが、今回は(下界の猛暑こそあれ)風もなく、(一時、遠雷が響いていましたが)夜には気持ちいい晴れになり、月もきれいに現れました。
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美しい風景と気持ちのいい芝生以外に特に特徴は無いけれど、また行ってもいいな、と思わせるキャンプ場かもしれません。・・・今度は是非フリーサイトに。



マッキントッシュの木の一景 [旅先一景]

初夏の蔵王坊平高原は空気が涼やかでとても気持ちがいい。
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そして歩くと、様々な珍しいものを見ることができます。
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7月なのにワラビ。
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綿のような花。・・・これは何という名前でしょう?
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こんな杉の葉のようなものがニョロニョロと這い蹲って、おまけに妖怪人間ベムの頭のような葉っぱ?が伸びている、気持ち悪い植物も。
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・・・そして、花の奥に見える木。
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20年前、これを「マッキントッシュの木」と呼んでいました。
当時、アップルのPower Bookだったか?のCMで、こんな木の下でノートパソコンをひざの上に載せ、座っている場面が流れるようなのがありました。・・・当時はもっと広々している中にポツンと立っている感じがあって、いかにもCMって感じの木だったのですが、20年もたつと、周りに雑木が生えたりして、なんか、埋没してしまっています。

当時はJobs氏がアップルを離れていた頃で、その後の復帰とそして先頃の死と、時間が経ったなぁとシミジミ思います。・・・そう言えば、i-Mac以降、“マッキントッシュ”なんて呼ばなくなりましたしね。

雄大な山並み一景 [旅先一景]

梅雨の晴れ間、鈍った車を走らせようと、西川町大井沢へ。

燃費が良い車だし、せっかくなのでどこまでも奥へ奥へ。
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大井沢の一番奥は根子沢といった集落で、広い川が流れ、朝日連峰の山並みが近くに迫り、ちょっとアメリカ北西部のような・・・といったらちょっと言いすぎですかね・・・でもそんな感じの雄大な風景です。
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雲間から現れる残雪の月山は、本当に雄大な感じ。
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「ねこさわ」なんて狭そうな名前ですが、根子広し!!

鳴子温泉街の一景 [旅先一景]

宮城県は大崎市、鳴子の温泉街に来ています。
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鳴子ホテルという大きな旅館に泊まりました。
朝晩のバイキングがとても贅沢で、欲に任せて食べてしまってお腹が大変です。このところ、息子の卒業謝恩会、(下の子の)プールの進級祝い兼(上の子の)高校合格祝いで「かっぱ寿司」と贅沢な料理続きで・・・しばらくは地味な料理が恋しくて仕方ありません。

この旅館、12年前にも来たことがありました。
2000年でちょうどシドニーオリンピックで田村亮子選手が金メダルをとった日で、ここで中継を見ていました。10月なのにすごく暑かったのを覚えています。

12年経って変わったこと。
鳴子ホテルの玄関でゆで卵をもらえなくなったこと。・・・これに感動して長男が温泉好きになったのでした。
温泉街が寂しくなったこと。・・・心なしかお土産屋さんが少なくなったように思います。以前は空き店舗なんて気にならなかったのですが。

ヤワラちゃんも結婚して名前が変わり、肩書きも随分変わってしまいましたからね~。いつの間にか時間は流れているものですね。

合格祈願の一景 [旅先一景]

今年は息子の高校受験の年。
1月の末ごろに高畠町の亀岡文殊尊に合格祈願の祈祷をしに行きました。
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今年は折からの豪雪で、特にこの頃は豪雪の最盛期。
気温はマイナス5度ぐらいで大粒の雪が続々降ってきて、合格祈願シーズン真っ只中というのに参道の石段は除雪が追いつかないのか、滑り台のような状態。・・・底がツルツルのブーツではかなり危険な状態。・・・しかし、そこは雪国に生きる者の技、それでも踏ん張って「滑り落ちずに」本堂までたどり着きました。

「ここで滑り落ちるようなやつは滑り落ちるんだよ」などと言って励ました甲斐もあり、幸い当人である息子も慎重に歩いて上手いこと滑り落ちなかったようでした。

「祈祷料は3千円、5千円とございます」
・・・何が違うのかと思いながら、まあ3千円でいいかな、と思ったのですが、5千円札しか持ち合わせがなく、それでも「3千円で。おつりください。」とお願いしました。・・・祈祷料におつりというのも何か変な感じがありますが。・・・その返って来た2千円にどんな効果があったのでしょうか?マイナスのご利益?ってことは2千円分の呪詛?・・・そんなことはないですよね。3千円だけがプラス(ご利益として)カウントされるわけですから。

しかし、その分で帰りに門前のお店で「合格だんご」を買いました。
・・・神仏の効果は無いにしても、おなかと心は満たされます。
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さて、今日。
昨日、少し気分が晴れないままでしたが卒業式も終わり、いよいよ翌日3月17日は高校入試合格発表の日。
自分の入試の場合だと、少し感触が分かるせいか、それほど緊張もしないのですが、子どもの場合はホントドキドキしますね~。

・・・で、結果は?

お礼参りに行かなければなりませんよね。・・・お寺か、だんごやか。

震源の海の一景 [旅先一景]

1月2日の金華山沖の太平洋です。
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とても良い天気で、穏やかそうな顔をした海です。
・・・しかし、この先の海底にあのM9を起こした場所があると考えると恐ろしくなってきます。

今回の震災では、(放射能を除くと)津波の被害が一番目立つわけですが、M9という地震はとてつもない力を日本列島に加えたようです。

金華山の山頂にある奥の院。
裏側は全く無いような壊れ方・・・こんな小さな建物がどうしたらこんな壊れ方をするのでしょう?・・・海側から強烈な横揺れを受けたに違いありません。
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金華山島は、桟橋付近が地盤沈下で使えなくなりました。
しかし、今は仮桟橋ができて小さな船が鮎川浜から往復しています。

黄金山神社の本殿はさすがに耐えています。
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石碑や石灯籠は壊れているところも多いですが、参拝するのに不自由は無くなりました。

鹿は何事も無かった様子・・・動物は津波の被害に遭わなかったのでしょうか?
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被災地復興には観光や参拝も元のとおりになることが大事。
聖武天皇が、奥州で発見された金が大仏の財源になると喜んで創建したという黄金山神社。

多くの方が参拝に来て、今度は奥州の復興に財源が寄進されることをお祈りしてきました。

My bicycleの一景 [旅先一景]

I want to ride my bicycle! I want to ride my...。

これがMy bicycleです。
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SpecializedのMTB、Hard Rockの安めのやつ、それも1993年春の購入です。
今日も雨の中、往復30kmの通勤に使用しましたが、変速機は一切機能せず、ブレーキパッドはかなり薄くなり、ハンドルバーの左端は曲がってバーエンドグリップが落ちてきます。そしてタイヤは自作スリック状態です。

写真は、というと、2005年のGW、12年目の春に海を見たくて太平洋に行ったときのものです。
その頃は変速機も何とか機能しており、Schwalbeのマラソンというパンクしにくいタイヤを履いて、いくつかの峠を越え、山形から太平洋にたどり着いたのでした。

別に地図を見ていったわけでないので、どこにたどり着いたのか、全く分かりませんでした。
ただ、遠くに相馬の火力発電所が見えたので、福島県に近いんだろうな、とだけは思っていました。
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しかし、今年になり、次々テレビに映し出される被災地の情報を見て、これは宮城県山元町の海岸だということが分かりました。・・・しかし、グーグルの航空写真を見ても、地形が全く変わってしまい、ここ、という場所が特定できません。

さて、その海岸からの帰り道、白石市内を走っていると、突如、前に体が飛ばされました。
何?!っと思ったら、サドルをシートポストに止めたボルトが折れたのでした。
・・・そこで仕方なく白石市内のホテルを取り1泊。
駅前から国道沿いのホームセンターまで歩いて代用品のボルトを買いに行き(長さが合わずに2往復!)、何とか翌日帰ってこれたのでした。

MTBでこの距離は、正直つらっかった~。

・・・そんな思い出のほかにもいろんな無謀な18年間の思い出に付き合ってくれた愛車に代わり、明日は新車の納車です。うれしいような、寂しいような。

ブラタモリな一景 [旅先一景]

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・・・東京都は品川区、大崎駅西口を出てシンクパークの横を歩き、AIAビルの前に差し掛かったところ。

何の変哲もない風景ですが、この道、急に坂道になっていて、この先を抜けてソニーの方まで行くと車では上りにくそうな(特に雪国の人間の発想か?)急坂になります。

東京に住んでいない人間のイメージだと、品川区は海に近く埋立地で、坂なんて無いだろうと勝手に思っていたのですが、その勝手なイメージを勝手に覆すこの坂・・・タモリさんでなくとも「おぉっ」と思いますよね。

想像ですが、江戸時代にはこのあたりは海岸だった?!・・・

・・・ブラタモリならばそこで“その道の専門家”の方が教えてくれ、追っかけで戸田恵子さんのナレーションとCGが入るのでしょうが、一般人のまち歩きでは、そこらへん、また勝手な想像で解釈するしかありませんねぇ・・・。

津波の跡と神社の一景 [旅先一景]

宮城県は石巻市、牡鹿半島の先端近くに位置する網地島(あじしま)。
ここは、3月11日の巨大地震の震源地に最も近い位置にありますが、その割りに犠牲者が出ていない島だそうです。位置や地形がそうさせるのか、昔から津波被害が無いというそうです。・・・しかし、今回の地震はあまりに巨大過ぎたので、外洋に面した地区を中心に、建物、船、車などがあちこち被害を受けています。
そして津波で壊れた建物の先には、悠然と高台に佇む神社が見えます。
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それにしても、ここに限らず、大きな被害を蒙った牡鹿半島の各浜を回ると、津波に呑まれ破壊された集落をよそに、ぽつんと被害を免れた神社を目にすることがよくあります。

神社は神聖なものが故に人が住む場所よりも高い場所に建てることが多いとか、信仰心から安全な場所に建てることが多いからでしょう。

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でも、この鮎川のようにお店も交番も郵便局もみんな破壊され、人が流され、廃墟以外何も残らない中で、神社が残っているのを見ると幾分複雑な思いを感じます。・・・人々が家内安全や海の安全を祈って奉っているのに、奉った方が命を失い、生活を失って、奉られた方は何も無かったかのようにそこに佇んでいる・・・。

それでも生き残った地元の人たちはこれからも神社を大切に守っていくのでしょうね。

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